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ダブルスタンダード ~ 図書館戦争 第6話

図書館戦争 状況〇六「図書隊ハ発砲セズ」であります。いやあ、やっと郁がわめきちらさない回がやってきてくれて、心ゆくまで楽しめましたですよ。

以前から「本をめぐる戦闘は滑稽だ」ということを書いてきましたが、今回、小牧がまさにそのまんまなことを言いましたね。「メディア良化法も図書館の自由法もない世界の人が見たら、さぞや不思議で滑稽に見えるだろうね」と。確かにその通りです。そもそも良化法を作った者は何をどのように思想統制したくて作ったのか。そして、どうしてそれを回避できなかったのか。またなぜ、図書館の自由法なる非常にまどろっこしい方法でしか対抗できないのか。この世界が民主主義ならば、単純に法案を可決した政権を倒して、それを取り消してくれる政党に政権を与えればいいはずです。なのに、現実は、童話を守るために大の大人が銃撃戦を行っている。いくら世の中が複雑だとはいえ、これは実に滑稽きわまりません。

その上、住宅街では発砲は図書隊と良化隊の両者の協定によって禁じられているといいます。つまり、ダブルスタンダードであることの矛盾をその両者が一手に引き受けているわけですが、その上に、キチンとしたルールに基づいて、周りに迷惑がかからないところでやりましょうというわけです。その範囲内で、それぞれの法律を成立させなければならないと。これって何だか、まるで有事法制が成立する前の、私たちの国の自衛隊を見ているかのようですね。自国の防衛という重要な任務がありながら、まとまった部隊を国内で移動させるには、事あるごとに、地方自治体をはじめ様々な許可を得る必要があった。また、自衛隊の存在や活動自体も、私たちの国における、戦争放棄と自衛のための武装というダブルスタンダードを一手に引き受けているわけで、今回の一連のストーリーは、何となくそういった日本のありようにつながってくるような気がしました。

・・それにしても、「自由」を守る姿というのは、とても美しく感じられるものですね。

堂上が激昂して子供を守るために飛び出し、それがきっかけになって乱闘騒ぎになるシーンが今回は最高でした。通勤している大勢の市民があっけにとられてる前で、児童館を背にしながらいい大人たちがボカスカ殴り合ってるのですが(笑)、どういうわけか、滑稽でありながら、見てて胸にグッとくるものがありました。それは別に、子供たちを守ったからというわけではなくて、「自由に図書を読める」ということに対して、みんながやたらと真剣になっている姿にとても感じるものがあったからです。そしてその感じ方も、自分でも意外なほど無条件に心を動かされているような感覚で、今までどうもピンと来てなかった図書隊が、急に気さくで気のよい正義の味方の立ち位置に見えてきました。

私たちにとって、自由に図書が読めない世界というのは、極めて忌むべき現実だろうと思われます。しかし、別に図書に限らなくたってこの世の中には忌むべき現実はたくさんあるわけで、それに真っ向から対決して、理想の現実に変えていってくれる存在こそが、きっと、自分たちにとっての「正義の味方」となるのでしょう。

今回、私が図書隊の乱闘する姿にグッときたのは、自分がどれほどまでに理想としての現実を欲しているかのあらわれであるように思いました。そしてそれは、6話にしてようやく、この図書館戦争の世界が自分にとって受け入れられる存在になったことでもあるのでしょう。

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コメント

TBありがとうございました(`・ω・´)

小牧から堂上の武勇伝が語られた話でした。
手塚が司法省へ通報(?)していたと思しき箇所は さておき、
柴崎が笠原へ何度も電話を掛けていた所に
「ええ奴(友人)だなァ」と、思いました。
( ´ω`)

「正義」という概念は厄介なもので、
その人、その国によって真逆だったりしますからネ。
これに宗教観が絡むと何が何だか…(苦笑

ダブルスタンダード、初耳だったり…orz

世界「平和」を提唱する傍らで、
シの商人はせっせと武器を作って売ってる状況…
いや、それとは筋違いっぽいですネ
( つω・`)

投稿 moe☆voice | 2008.05.17 16:45

こんにちは。

ダブルスタンダードって、あんまり普段は耳にする言葉ではないですよね。とっても面倒な状態なので、普段の生活では普通それを回避すると思うので。

要するに、異なる2つの物差しを同時に使うような状態ですね。

なので、常に誰かが無理しないと成立できないです。

投稿 スナドリ | 2008.05.17 23:35

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