大岩オスカール:夢見る世界

始まったばかりなのですが、Webサイトの絵に惚れて行ってきました。
我々が根城にしている都市イメージに幻想がオーバーラップというか・・・とけ込むというか・・・染み広がるイメージが、頭の裏の方にじんわりと伝わってくる作品群でした。別に、都市と幻想の両者が相容れないとか、都市の無機質なイメージとか、そういうことじゃなくて、本質的に「こういうもの」としてあるのだということをババーンと見せられているような感じです。
擬態のようなものとしてあるのではなくて、元からそうなんだと。
アニメの見過ぎかもしれませんが、電脳コイルに出てくる拡張現実感とか、イリーガルを彷彿とさせる絵柄なのがとても印象的でした。
個人的には、全長23メートルの2つのクジラ、あと巨大な絵画はみんな好きでしたが、特に挙げるならば、「野良犬」、「フラワーガーデン」、「ガーデニング(マンハッタン)」、「カラスの巣」、「ネッシー」ですかね。あ、あと「シャドウキャットとライトラビットの出会い」もスキ。電脳コイルを知っている方は、このシャドウキャットとライトラビットと、「ネッシー」、そして「野良犬」なんかは、きっと、イリーガルそのもののように感じると思います。イリーガル自体の存在も、この絵で描かれるそれらも、偶然ながら、ほぼ同じ位置づけであることがとても興味深かったです。
あと、この展覧会観に行って、自分は巨大な絵画好きであることがよく分かりました(笑)。
(でも、岡本太郎の「明日の神話」はなぜかイマイチ好きになれないのですが・・・)
普段、アニメやマンガだけだと、「大きさ」を感じることがほとんどないので、それらの絵によく触れる方にこそオススメです。
ただ、展示している作品点数が少ないと思いました。
もともと量産される方のようですし、今回の倍くらいの作品を見たかったです。展示されてない絵がカタログにあったので、6月下旬にもう一回行ってみようかな。
帰りの電車で、都会の街並みを眺めていたのですが、今回見た絵のイメージがその街並みに蘇ってくるような、不思議な感覚におそわれました。
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