姫と女王と ~ マクロスF 第8話

いや、だからね、バジュラがね、つっこんできたのよ、どーんと!・・・がイヤリングなくした言い訳でした(笑)。マクロスFRONTIER第8話「ハイスクール・クイーン」です。

シェリルですが、まあ、ギャラクシーに当分帰れなくなってヒマなのは分かるんですけど、何も学校に乗り込んで来なくなっていいじゃないですか(笑)。職権乱用も甚だしいんですが、アルト目当てってのもあるんでしょうけど、実は意外と孤独な生活なんじゃないですかね。マクロスフロンティアで思いがけずアルトたちと出会って、きっと楽しかったんではないでしょうか。でも、だからといってアレはないでしょうw。地元学生との交流なら、とりあえず全校生徒の前で挨拶するとかあると思うんでけど、そんなのも全部すっ飛ばして、いきなりアルトたちに会うわ、EX-ギアで遊ぶわ、パンツなくすわ、学校のあちこちをぶち壊すわ・・・そういうのは、交流じゃなくて、乱入、と言います(笑)。

実は、ワタクシ、ゼントラーディでパイロットスーツを着た時のクランクランに(何と限定的な)トキめいているらしいのですが(笑)、とはいえ、今回のシェリルはマジかわいかったです。あと、イヤリングの件でシェリルがアルトをやりこめる最初のあたりは、アルトの反応を完全に掌握仕切ってて、逆に悪党っぷりがステキです(笑)。

反してランカの方は、ちゃくちゃくと苦労人の道を歩んで行ってますね・・。

アルトについても仕事についてもシェリルが立ちはだかって、その上、裏がわのほうではなにやらごそごそと動いています。全ては、ランカが遭遇した第117次大規模調査船団の遭難事件が、そこに暗い影を落としています。これは単に目立ってもらわれると困るのか・・・というとそんな感じでもない気がするんですよね。例の紫色のバルキリーとそのパイロットに関しても、なにやらごそごそと動いてますし、なんだかハーモニカ吹いて出てきましたし、いよいよ、まだ何かありそうなランカについてこれから動きがありそうです。

今回最大に吹いたセリフ。

アルト「生々しいんだよお前は!」

それにしても、みんな本当に下着好きですね(笑)。
さすがにあんなに血眼になるのはわからんちんです。

アルトの言うように、たかが布きれ(笑)ではないけど、逆にそれだけ置いてあるのは、生々しすぎてちょっと(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (43)

トランスフォーメーション! ~ マクロスF 第7話

マクロスFRONTIER第7話「ファースト・アタック」ですが・・・いや~、凄かった。本当に凄かった。全身ビリビリっすよ。

なんてったって、まずあのデストロイドモンスター!!変形だよ!変形!うひゃー。変形してモンスターになって、戦艦の表面にとりついて敵を一掃するなんてカッコよすぎるよ!!!前から大好きだったけど、25年ぶりに惚れ直した!

バルキリーも最高!アーマードの視線入力ターゲティングキター!あれでパソコンのマウスを複数操作してみてえよ!あと、フォールド通信誘導システムの子機?シモン、ヨハネ、ペテロたちの動きがゾクゾクする!あれじゃあまるで生きたファンネルみたいじゃないか!!

あと何?あのマクロスクォーターは!待ってましたのトランスフォーメーション!しかも、左腕のアイランド丸ごと背中に背負ってるじゃないですか!!凄すぎる!てか、乗員の人たち大丈夫なんか?変形と同時に心優しいオカマちゃんのボビーが、男じゃなくて「漢」に豹変して吹いた!(笑)。格好いいぞ!その上、ぶっ放したのは重量子反応砲デスヨ!往生せいやあああああ!!機動警察パトレイバーの太田功がここにもイター!


えっと。落ち着きましょう。落ち着きましょう(笑)。
さすがに7話ともなると、いろいろアドバンスされていくモノですが、今回はかなりたくさんのことが起きていました。

その中でも、とりわけ自分が一番目を見張ったのは、「フォールド通信誘導システム」です。

S.M.Sは相当にヴァジュラに対しての準備が出来ているようですが、やはりまだまだ未知の事が多いわけで、すると戦闘とは情報を得られる絶好の機会であります。戦いを通じて相手を理解し、そしてまた新しい準備を進め、一歩でも敵より先を行こうとする。異星人とその理解というモチーフは、私にとっては間違いなく「戦闘妖精・雪風」の特殊戦とジャムの関係に他なりませんが、そこで起きていたこととほぼ似たようなことが、S.M.Sとヴァジュラの間にも起こっています。

それは・・・敵も、マクロスの人々を理解しようとしているかもしれないということです。

撃墜しようと思えばあっさりできたはずのルカが捕らわれたというのは、間違いなくそのことを物語っていると思われます。その上、実に興味深いことに、ルカが捕らわれていた触手が、スカル3のフォールド通信誘導システムにしっかりと絡まっていました。そこから考えられることは一つしかありません。つまり、ヴァジュラが、フォールド通信誘導システムを逆用して、マクロスの人々の情報を収集していたであろうということです。デカルチャーエディションで登場していますが、ヴァジュラは電子戦を行える能力を持ち、無人要撃機を狂わせたり、ミサイル制御に干渉したりすることができます。ところが、フォールド通信誘導システムによって、その対策を打たれたため、ルカを直接捕獲する必要があったのではないかと思われます。ヘタをすると、ヴァジュラの母艦が出現したこと自体、その接触が目的であったのかもしれません。

また、最後にパープルの謎のバルキリー?が登場し、ルカとアルトが最後に脱出しようとした時にライフルだけを破壊しますが、それもどうやらルカとアルトを助けたわけでもなく、情報収集を継続させることが目的だったような気がします。でなければ、あの行動はあまりにも不可解です。

というわけで、マクロス側もヴァジュラを知ろうとし、ヴァジュラ側もマクロスを知ろうとしていることが起きていたわけです。その目的自体は、敵を上回ろうとしていることだけでありますが、敵を知り、そして自らをそれに合わせて変え、その結果を戦闘で相手に表現する姿は、戦いを行っているにも関わらず、まるで純粋なコミュニケーションが両者の間で行われているかのようでもあり、何だか不思議な感覚におそわれます。先に挙げた「戦闘妖精・雪風」も、実は全く同じようなテーマを含んでいた作品でした。

そうして、その中に、今回は大きく歌が絡んできました。

例によって、これは全くの妄想なのですが、アルトの窮地の際に、どういうわけかイヤリングを通じて?ランカとシェリルの歌が遙か12光年を超えて届きますが、見ている限りでは、そのイヤリング自体がどうもあのパープルのバルキリーのパイロットからシェリルがもらった物ではないかと思われるフシが見受けられます。パープルの色が、イヤリングの真ん中の色にやたらそっくりな気がするんですよね・・。そして、最後にそのパイロットが吹いたハーモニカは、実はシェリルからもらった物なのではないかと・・。そう考えていくと、妄想はどんどん膨らんでいくばかりです。

どうやらヴァジュラかもしれないパープルのバルキリーに、
歌を伝えたイヤリングとパイロットが持つハーモニカ、
そして、マクロスを知ろうとしているらしきヴァジュラ。

そこに、また何か新しい秘密を背負っているらしきランカと、シェリル、アルトのトライアングル。

それらを俯瞰していくと、ラブストーリーと、異星人と、ヴァルキリーの戦闘、そして人々の遙かな旅というマクロスFRONTIERの大きなストーリー要素が、それぞれ別々の成り立ちなのではなく、何らかの関連や影響を持ち合っていることいることが、今回のストーリーからありありと感じられました。

今後のストーリーメインラインは、ますます想像が膨らんで興味がつきませんです。


それにしても、ネット上のマクロスFRONTIERの感想ブログもとんでもないことになっていますよね。
明らかにエントリ数が莫大な量に増えていますし、TB数も回を追う毎に増えています。
私はマクロスFRONTIERの他に、ドルアーガの塔、図書館戦争、RD潜脳調査室、紅などをエントリーしていますが、マクロスFRONTIERのエントリだけがアクセス数が異常に突出していて、この作品の注目度が表れていると思いしまた。

もしかしたら、これは本当に、生の伝説になるのかもしれませんね。

| | コメント (2) | トラックバック (58)

マクロスクォーター! ~ マクロスF 第6話

いきなりオリコン3位にランクインした、ダイヤモンド・クレバス/射手座☆午後九時 Don't be lateのCDはすでに購入済みですヨ!(笑)。マクロスFRONTIER第6話「バイバイ・シェリル」です。

いやあ~。今回のラストは身体にビリビリときましたよ。シビレた~。
「ダイヤモンド・クレバス」の曲にオーバーラップしたマクロスクォーターの出撃シーン。それも歌詞が「It's long long good-bye...」なのです。シェリルが歌い、ランカが宇宙(そら(笑))を見上げたその時、男たちは瞬く間に旅に出てしまい、あとにはフォールドの光が残るだけなのです。

それにしてもですよ!まさか、マクロス“クォーター”とは!100の4分の1は「25」(周年)で、それで「クォーター」なのでしょうか・・・!いやはや、そんな細かいところにもいちいち感じ入ってしまいます。

めでたく事務所のスカウトを受けたランカですが、その顔はイマイチ明るくなく、そして、全銀河のトップアイドルであるシェリルも、めずらしく弱気な面をさらけ出します。きっとそれは、あの赤い生物が「バジュラ」として呼称され、マクロスフロンティアに生きる人々の共通の敵として、はっきりと認識されたからなのでしょう。最初にアルトも含めて3人がバジュラを前にしてシェルターに閉じこめられた時は、バジュラそのもののよりも、自らの枠組みが崩壊することを恐れていましたが、今回のシーンでは、二人とも漫然とした何とも言えない不安を表情に出しています。それは、自分の人生や生活が、より大きな存在によって否応なしに変えられていく事への正直な恐れでありましょう。

また、アルトと急接近したシェリルですが、きっとこれまで孤独だったのでしょうね。もちろん周囲にはスタッフなど人はたくさんいると思いますが、「シェリル・ノーム」とはやはり完全に自己と一致した存在ではないのでしょう。最初に登場した頃に見せた高慢ちきぶりは、行く先々であらゆる人に自分をシェリルとして無理にでも扱わせるための言動で、要するに、常に商売モードがオンになりっぱなしなわけです。
そういう風に見ると、シェリルをシェリルとして扱わないアルトという存在は、彼女にとって全てをオフにすることができる唯一の場所で、だからこそ彼のことをよっぽど気に入ったのだと思います。誰の目にも明らかだと思いますが、イヤリングをアルトに預けたのは、彼との繋がりがそこで絶たれてしまうのを恐れたからです。それを返されてしまった場合、その後はトップアイドルが一般人にわざわざ会うことの大義名分がなくなってしまいますからね。

なんだか、今回は、そんなシェリルがとっても可愛らしいと思いました。

一方のランカのほうはどんどん闘うためのハードルが高くなってきています。
彼女の歌とバジュラとの関係の謎もそうですが、ナナセが口走った「打倒シェリル」は、そう目の前で言われてしまったことによってより現実味を帯びてきていますし、その上、アルトとシェリルの接近ぶりも、アルトがそのことを口にしなかったことによって重大な問題になり、またさらには、それまで彼女を守ってくれていたオズマも、アルトを連れてフォールドの光の先へ行ってしまいました。せっかくスカウトを勝ち取ったのに、そんな風にアルトとの関係を断ち切られては、うれしさも半減でしょう。そしてそれは、彼女にとって歌を歌うことが、まだ自立した形になっていないことのあらわれです。

ここから先、ランカは、本当に一人で闘わなければなりません。
それは、シェリルも、そしてアルトもまた同様です。
そのきっかけを作り出したのは、全て「バジュラ」という名の敵です。

歌うシェリル、見上げるランカ、旅立つアルト、そして迫り来るバジュラ。
その完成した構図が、見事に今回のラストシーンで描かれており、心が動かさずにはいられない幕切れでした。

次回は、「ファースト・アタック」。
これから、若者たちの戦いが始まります。

| | コメント (0) | トラックバック (57)

生きる道と運命と ~ マクロスF 第5話

あんなにスターがほいほい外に出歩いてていいのかと(笑)。マクロスFRONTIER「スター・デイト」です。

まあ大事なイヤリングを探すこととはいえ、自意識過剰なシェリルとしては、アルトのようなキレイどころを連れて歩くのは、とても楽しいことなのでしょう。あれほどまでにステータスを意識する人が、いくら都合があるとはいえ、いわゆる「一般人」と共に街中を歩くのは、よっぽどのことだと思われます。

冒頭のナレーションが示すように、この二人と、オズマに対する宣戦布告から家出?をしたランカが外を歩いてくれることで、フロンティアの世界が一気に俯瞰され、今回はその豊かさと美しさに心を動かされました。なんだか、地球の中でも最も美しい街と自然を抽出して作ったような世界に思えました。まるで、そういう世界を作らなければ、暗い宇宙の中、果てしない距離を旅することができないと言わんばかりです。

また、フロンティアの世界における食料自給については、以前からかなり興味を持っていたのですが、ま・さ・か、ゼントランとして牧畜を行っているとは夢にも思いませんでした。なんですか!あのトリケラトプスみたいな大きさの牛(?)は!しかも超カワイイじゃないですか!(笑)。いったいマイクローンサイズでどれだけの量の肉と牛乳が取れるんですかね・・・!?というか、ゼントランサイズの生き物は、マイクローンの食事としての互換性があるのでしょうか?もしも、細胞のサイズそのものが大きければ、そのままだとマイクローンは食べることが出来ないような気がするのですが・・・。考えれば考えるほど、その共存世界についての想像が広がります。

さて、前回はアルトが自分が生きる世界のとっかかりを掴みますが、今回は、ランカがそれに再度挑みます。

まあ、たきつけたのはミハエルで、彼が言うところの、オズマへの甘えだとか、彼がどんな気持ちで戦っているか知ろうともしないとか言うのは分かるのですが、実際のところ、それはランカから見た場合でもお互い様なわけです。ランカが自分自身の生きる世界を掴もうとするのは、ランカの都合であり、それを認めようとしないのはオズマの都合。だからこそ、戦う必要があるわけで、ランカは街頭で歌を歌って、人々の足を止めて見せなければなりません。余談ですが、アルトの時もランカの時も、まず乗り越える壁を作ってくれるのはミハエルであるというのは、面白い役回りだと思いました。

それで、結果としては、ランカはショッピングモールで見事な歌を披露したわけです。
もちろん、彼女自身が言うようにアルトとの対話がきっかけになっていると思いますが、それよりも、解離性健忘という重大な精神疾患の中で、唯一残っている歌の思い出が、よっぽど彼女の根幹を支えている要素であった、ということの方が大きいように思われます。
ランカの中で「歌わずにはいられない」ことの理由があるとしたら、もともと、シェリルに自らの歌に対する想いを託すことで代理で歌ってもらっていたことが、シェリル本人から歌ってみたらどうだと言われることで逆に受け渡され、それまで託していた想いが口をついて出てきた、ということなのだと思います。でなければ、いきなりであんな風に無心で歌うことは到底出来ないでしょう。シェリルがいよいよ驚異を感じ始めていることもうなずけます。


そしてこれは・・・書くかどうか迷ったのですが、おそらく誰の目にも明らかなので、思い切って書いてしまいますが、今回のストーリーで、ランカはこの先、非常に思い運命を背負うらしいことが示唆されています。

それは、案の定、ランカの歌に反応したバジュラと、そしてバジュラの大群に襲撃を受けたギャラクシー船団です。

マクロスと歌は切っても切れない関係でありますが、以前は、それが主には戦闘支援として、また最終的に戦闘中に歌われることが発展して、敵と味方をつなぐ架け橋として存在していました。しかし、ここまでのお話を見る限り、ランカの歌はバジュラを引きつけるものとして存在しているらしいことが描かれています。

もしもランカの歌にそのような効果があるとしたら、ランカが歌うたびに船団が襲撃を受ける可能性があるわけで、それはせっかく自分の世界を掴むとっかかりを得た彼女にとっては、非常に重い運命であると言わざるを得ません。また、その運命は、アルト、シェリル、ランカの三角関係にも複雑な影響を与えることになるでしょう。

「そうせずにはいられない」ということは、時に大きなリスクを伴います。

リスクを乗り越えるには、ランカが街頭で歌う試練を受け入れたように戦いが必要で、そしてその戦いは、「そうせずにはいられない」ことを維持し続ける以上、常に必要とされうるものであります。アルトはアルトで、ご存じの通り家柄などの様々なリスクがあり、そしてシェリルはシェリルで、その過剰な自意識も含めて、トップスターの座を維持し続けるために、街頭でいきなり作詞する必要があるように、常にリスクに打ち勝っていかなければなりません。

そして私が思うのは、それはバジュラ、またバジュラの背後にいるであろう敵も同じかもしれないということです。

今回の一連のシーンは、彼らが彼らとしてあり続けるための戦いが待ち受けていることが、そこかしこに示唆されていたように感じました。

そういえば、このマクロスFRONTIERの大航海自体が、人が人としてあり続けるための戦いでしたね。

美しいフロンティアの世界と、魅力的な歌声の中に、そんなこれからの運命を垣間見たような気がする、第5話でした。

| | コメント (0) | トラックバック (29)

バトロイドで見得を切る ~ マクロスF 第4話

いよいよ生の伝説が誕生するのでしょうか。マクロスFRONTIER「ミス・マクロス」です。

前回の終わりから、若者たちは大志に従い、努力あるのみの日々を送るアルトとランカですが、二人とも、若さ故の想像力の狭さからくる無邪気さがとってもリアルでまぶしいです。

高校生の若さで戦闘兵器であるVF-25を与えられることの重大さをものともせずに、アルトは突如出現したバジュラに立ち向かい、ミス・マクロスでもしもグランプリを取ったらその後の人生や生活がどうなるかということも想像せずに、ランカはコンテストに出場します。想像力の欠如は大人ではないことの証の一つでありますが、同時に若者の特権でもあり、彼らが自分たちの立ち位置を獲得するのに必要不可欠な要素です。想像力がないからこそ、彼らは前へ前へと突き動かされ、新たに世界を知ることで己が形成されていくのです。

そんな彼らの生きる世界に、未だに「私の彼はパイロット」が人々の記憶に残っていて、そしてゼントランとマイクローンがきちんと共存して、文化を分かち合って生活しているというステキな事実が今回は明らかになります。

もちろん、これは作られているお話ですから、あえて今回その伏線を持ってきたということが言われてしまうとは思うんですが、私は、そういうことを超えて、作り手も受け手も物語上の歴史も何もかもひっくるめて、人々の想いが時間を超えて繋がっていることが感じられて、心が動かされました。てか、さらにクランクランのような存在なんかは面白すぎですし、本当にこの世界がゼントランと共になじみきっていることがあたたかく伝わってきました。

今回のマクロスFRONTIERで「マクロスが帰ってきた」という言葉に引き寄せられたり、デカルチャーエディションに歓喜したり、戦闘が「板野サーカスじゃない」と言ったりwするのも、何もかも、25年前のマクロスが私たちの中でしっかりと生きている証拠であり、だからこそ、作り物だとは分かっていても、歴史が歴史として生きているものとしてストーリーが描かれることに、感慨を覚えずにはいられません。

もしも、マクロスFRONTIERが新しい伝説になるとしたら、それは、間違いなく私たちの中で生き続けている伝説が、私たちみんなの中で偽りのない「その後」を語りはじめた時であると思います。そしてそれは、少なくとも私の中では、徐々に成し遂げられつつあることが、今回のお話で実感されてきました。


前回、アルトくんと梨園の関係について書きましたが、やはり出ましたね、お父さん。親子の確執は想像以上のもののようですが、一瞬垣間見えたお父さんの視線とアルトくんの女形の見得の画が、親子の絆自体が歌舞伎そのもので出来ているかのようで面白かったです。おそらくアルトくん自身、その絆に対して相当後ろめたい気持ちがあるみたいですね。やはり、梨園の呪縛はしっかり存在するというのは間違いなさそうです。

しかし、戦闘中にバトロイドで切った見得wを見るにつけ、やはり単なる呪縛ではないのでしょう。それまで梨園の中で生きてきた自分自身は簡単には否定できないわけで、それが確実に息づいたまま、彼は今たまたまバルキリーに乗っているのだと思われます。

どんなに梨園の呪縛があったり、親との絆があったり、周囲の期待やこの世界に生きている歌舞伎の歴史があろうとも、アルトくんは、そんな自分が育った家庭環境を否定することなく、真正面から受け止め、そうして生きてきた彼だからこそと、これからの道を選んでいってくれるといいなあと、見る側の勝手な思いながら、願わずにはいられません。


それにしても、マクロスFの戦闘は本当に素晴らしいですね。こう言っては何ですが、実に美しいです。
全くもって、見事としか言いようがありません。

| | コメント (2) | トラックバック (38)

梨園・イン・ザ・F ~ マクロスF 第3話

すっかり金曜の夜がステキな一夜になりましたね♪
マクロスFRONTIER 第3話「オン・ユア・マークス」。位置について!ってことで、いよいよみんなが動き始めた回でした。アルトもランカも、自らが目指すべきものを目前にして、それに向かうための意志をお互いに固めるきっかけが発動します。

面白いのは、SMSのチームはもちろん必死に戦っている上に、バジュラに相対するというのは相当恐ろしい出来事であるのにも関わらず、アルトもランカもシェリルも、それよりも重要なことがあって全然ショックじゃないってことです。アルトは、自分の命がかかっているのにミハエルに助けられることを悔しく思い、シェリルはたとえ真空に出てしまったとしても努力しない自らよりはマシと考えます。そして、解離性健忘という重大な疾患を抱えているランカでさえ、その原因となるバジュラのせいで閉じこめられた出来事を「きっかけ」として、歌を歌うことを意識します。

ランカの場合は、もしかしたら解離性健忘で失った自らの時間を再構築するために、唯一残っている思い出である「歌」に活路を見出しているような気がしますが、いずれにせよ、バジュラという異星人の存在そのものよりも、彼らが内に持つ理想の力の方が圧倒的に強力だということです。正直そのこと知ったら、バジュラ涙目でしょうねwww。

ところで、ランカの解離性健忘ですが、どうもその原因が心的外傷そのものよりも、何かの秘密を封印するために健忘して、その秘密がバジュラの存在にも繋がっているような気がしないでもありません。オズマもランカについては、まだまだ話してないことがありそうですね。

さて、アルトですが、今のままではミハエルに「逃げてる」と言われても仕方ない気がします。
単にストーリーに出てこないだけではなく、アルトくんは明らかに家を避けて生活していることが感じられ、やはりマクロスFRONTIERでも、梨園、またはそれを背景とした歌舞伎の家柄という世界がしっかり存在していることが伺えます。

これは想像に過ぎませんが、幼少の時代から歌舞伎役者として育てられ、アルトくんの今の年齢で家を離れようと思うことは、梨園の世界ではかなり重大なことなのではないでしょうか?助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)の巨大な広告がありましたから、歌舞伎のたしなみがこのマクロスFRONTIERにしっかり根付いてるようですし、幼少の頃から植え付けられた梨園内外の呪縛というのはなかなかに強大で抜け出せないものだと思われます。ですから、アルトくんは「逃げる」しかないわけで、逃げた先の世界で自分の地位を何としてでも確立しなければないわけです。
オズマに宣言した言葉が、「みんなを守るために」ということではなくて、「オレはオレ一人の力で生きる。死ぬときも一人だ」というのは、バルキリーに乗って命をかける動機としてはあまりにも具体性に乏しくあいまいなものですが、その根っこにあるものも、梨園からの脱出と、梨園以外の世界での生きる手段の確立が目的であろうと思われます。バルキリーに乗ること自体は、彼に限りのない自由を一時的にもたらしますが、しかしながらどんなに宇宙が広大であってもバルキリーの航続距離も有限でしょうから、出撃したら必ず「帰投」しなければならないわけで、そのことはいずれまたアルトくんに立ちはだかってくることでしょう。

近いうちに、問題のお父さんとお家が見たいですね。果たしてこの世界の梨園がどんな存在なのか、そしてアルトくんはどのような人間的成長を経てそれを克服しようとするのか、想像すればするほど興味はつきません。


と・こ・ろ・で。

ランカ。よりにもよって、「マグロまん」が差入れですか・・・。
食いたいような食いたくないような・・・。

ランカの歌声は、シェリルとは対照的にしっとりとしててしっかりと重みがある歌声ですね。
シェリルの方は耳が説得される感じですが、ランカは耳によくなじむ感じがします。

どちらの歌もCDの発売が待ち遠しいったら♪

| | コメント (0) | トラックバック (48)

マクロスF 第2話

デカルチャーエディションが配信されていたため、ある意味、1話よりもこちらの方が一番待ちに待った放映でした。というわけで、第2話「ハード・チェイス」です。

前回の戦闘の続きとあって、ド派手な展開がめまぐるしく続き、まったく目が離せません。無駄弾打ちまくって弾切れになったり、空中でランカを助けようとしたりなど、どことなくどっかの作品で見たようなシーン(ビームサーベルみたいなナイフ喉元に突き刺してバジラ倒すシーンなんかもエヴァを彷彿とさせてます)が展開されても、あまりにもアニメとして良くできているために、ついついその流れに自らが進んで乗せられてしまう凄味があります。

何度も言いますが、この作品、ホントーに深夜で放映し続けるんですかね?
もちろんほっといても自然に人気が出るとか、DVDで商売するつもりだとかはあるんだと思いますが、ビデオがほとんどなかった時代にガンダムとマクロスとザブングルなどなどを見て育った、アニメ大国の国民として、これはどうしても声を大にして言いたい。

この作品を見た子供たちが、これから先のさらなる将来のアニメーションの担い手になるであろうことも含めて、
リアルタイムに皆で共有してこそのTVアニメであると。

ところで、初回から気になってますが、まだこの回においても、敵の目的がかけらも見えてきていません。もしもマクロスフロンティアを単に攻撃するならば、あの強力なビームでアイランド本体を外側から叩けば良いわけですが、わざわざ内部に潜り込んで、のたのた地上を歩き回っているのは不自然極まりないです。どうも、攻撃そのものが目的なのではなくて、何かを探し回っているように見えなくもないのですが、気のせいでしょうかね?

また今回、ランカの出生が“ゼントランとのクォーター”であるという重要?な伏線が出てきました。
これは、文化を取り戻したゼントランがマイクローンとして生き、その子孫がこの世界で人生を送っているということが暗に示されています。また、これは忘れがちな事実ですが、初代マクロスからの地続きの世界である訳ですから、つまりはプロトカルチャーの末裔である事実はまったく変わっていないんですよね。その辺のことも、仕込む仕込まないを含めて、これからどのようにストーリーや世界観に絡んでくるのかが楽しみです。

あと、今回改めて思いましたが、ランカ役の中島愛って、歌った時の声が妙にひきつけられますね。今回短かったですが、グッと感じさせられました。

見るたびに、ランカが持っているあのヘンな生き物みたいなケータイが気になって仕方ありません(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (31)

マクロスF 第1話

さてさて、待ちに待った放送開始でした。

正直なところ、デカルチャーエディションの方が遙かにいいと思うのですが、そっちにはなかったシェリルとの絡みなんかもあるので、やっぱり両方見るのが一番なのでしょう。バンダイチャンネルでも無料の会員登録が必要ですが、そのままデカルチャーエディションは配信してますしね。それか、DVDには両方とも収録されるとか?というか、ぜひそうして欲しいです。

地上波版では、主人公の人が実は歌舞伎の家柄の人で、しかも女形であることが示唆されていて、これはこれまでのアニメで自分は見たことのない要素で、今後の展開が楽しみです。ネットの各所ではBLを意識しすぎとの意見も上がっているようですが、もしも女形の出であるなら、演劇好きな自分としてはかえって興味深いです。
もともとマクロス・フロンティアの街が、渋谷の隣がサンフランシスコだとか、いろんな国がミックスされたような世界なので、そういう地球がミニチュア化されたような世界で、歌舞伎のような要素が入ってくるのは、想像力がとてもかき立てられてワクワクします。

あと、オープンニングで初代マクロス艦風な画が背後にあったことは、誰もが気になるところでしょう。

どう考えても、深夜枠の作品ではないと思うのですが、ホントにこのままラストまでこの時間で放送し続けるのでしょうか?こちらとしてはリアルタイムに視聴できるので、ありがたいと言えばありがたいのですが。

それにしても、途中のCMを見てから、娘娘の「ぜんとら丼」が気になって気になって・・・(笑)。
あと、さりげなく「おかげさまで50周年」と書かれていたのがニクイです。

でも、年代の設定を考えても、ヘタするとミンメイとかもまだ生きてますよね・・・?
いや、まさかね・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (2)