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NeXT IMPRO THEATRE 第24回公演 その2

劇評のその1からの続きです。
(その1は、こちらです。)

その2では、各種インプロゲームについてレポートします。
基本的に、全て記憶を頼りに書いていますので、多少不正確な部分がありますが、ご了承下さい。

■ゲームショウ インプロチーム:Xpot、imp

こちらは、主にXpotのメンバーを中心に、短いものから徐々に長めのシーンを作るゲームへと多彩に展開されていった。

1.ワンワード「タイトル:一所懸命」

ワンワードは、一人一文節ずつ言葉を話していく形式のゲーム。今回は、3人と2人に分かれそれぞれのグループが全員で1人格を演じ、2人の会話のシーンでスタート。
お家で宿題をやるマーちゃん。それを心から期待する母。マーちゃんは、ものすごくがんばり屋のいい子であったが、なぜかテストで97点より大きい点数を取ったことがなかった。期待の母がそのことをポロっと言ってしまうと、マーちゃんはまるでそれがトラウマであったかのようにショックを受けてしまう。
母親は何とか元気を取り戻させようとするが、自身の100点の夢を消すことはできず、やはりそれをマーちゃんに期待してしまうのであった。

2.ランゲージチェンジ「タイトル:下着売り場」

ランゲージチェンジは、演じている最中にベルが鳴ったら、そこから英語でシーンを進めなければならない、という形式のゲーム。
ケータイで、彼女に無理やり下着を買うのを頼まれたらしい男。まるでバツゲームがごとく、下着売り場を右往左往。目を背けつつ(笑)適当に選んで会計をすまそうとするが、やたらと親切な(笑)女の店員につかまってしまい、男の意思に反して、いろんなサイズを目の前に広げられてしまう。しまいには、試着モデル担当(笑)の店員まで登場する始末。何とか切り抜けて会計を済ますが、最後には、店中の店員に大拍手で見送られる。

このゲーム、Xpotのメンバーはみんな比較的英語が達者(のような印象)で、面白かった。
英語自体がどのくらい正確なのかはスナドリの英語力不足のため(笑)やや不明ながら、とっさに出演者の口から出る英語のがいかにもホントっぽい感じで、その切り替わった雰囲気のおかしさが、シーンを盛り上げていた。

3.スペースジャンプ「タイトル:空」

スペースジャンプは、ベルが鳴るごとに1人ずつシーンに入っていき、入る時に、いったん場面をフリーズさせ、その時の身体の形を使って、全然別のシーンを行うという内容のゲーム。さらに、メンバー全員が入った後は、ベルが鳴るごとに1人ずつ場面から抜けていき、その時の身体の形を使って、前回行ったシーンの続きを行うというもの。
<タイトル「空」からのスタート>
スカイダイビングをする売れないタレント「これを飛べば、売り出してもらえるんですね!」とジャンプ
→ カンケリをする男の子と女の子。どんくさいらしい男の子はすぐにオニの女の子にいつもすぐつかまってしまう
→ どっちが自分と結ばれるか?どちらかによって、子供がA型とB型にわかれるぞ!というシーン。2人の精子と1人の卵子?
→ プロ野球の試合。明らかにセーフなのに、なぜかアウトという審判。裏側では賄賂のやりとりが!
→ 名彫刻家の自宅に借金取りが押しかけてくる。払えないお詫びに指を詰めようとする名彫刻家。それをかばい守る弟子?の女の子。ところが、本人はいたってと明るく覚悟を決めている。しかし、女の子の必死の説得で、借金取りたちの心に変化が起こる。
<ここからシーンがバックしていきます>
→ 抗議した選手、実は審判たちに下剤を盛っていて、賄賂漬けの審判達を次々と排除していく。まるで、賄賂よりも下剤は正しい(笑)かのように開き直る選手
→ A型とB型は必死のアピールをし続ける(あと失念。すいませんです)
→ カンケリは、なぜかいっつも同じ二人がカンのところにいて、お互いを意識し始めてモシモジ。「僕はキミにつかまるのはイヤじゃない」「あたしも。。」
→初ダイビング。見事に2本の足で着地成功。スターへの道を歩みだした!

4.ペーパーズ「タイトル:恋したドングリくん」

ペーパーズは、舞台上にタイトルカードをばらまき、シーンの最中に、カードにかかれている言葉を、たとえどんな言葉であってもセリフとして読み上げる、というもの。
とある森に住んでいるドングリくん、遠くに見える7色の光にをしてしまった。モミの木じいさんにそのことを相談するが、「どうなっても知らないよ」(笑)との一言。しかし、ドングリくんの心の中では、いろんなドングリくんの気持ちたちが満員電車のようにひしめきあっていた。そのうちの一人の強い「情熱」がドングリくんの目の前に現れる。「情熱」は熱くドングリくんに語りかけ、彼の心の中にすごい直球(笑)を投げ込んできた。思い立ったドングリくんは、モミの木じいさんを説得し、じいさんから秘伝?の葉っぱを手渡され、七色の光を目指して冒険を始めた。
だが、ドングリの分際(笑)で恋をしてしまったドングリくんに、森の世間の風当たりはキツく、心ない言葉をたくさん浴びせられてしまう。なかなか7色にたどり着けないドングリくんは、じいさんの葉っぱを使ってみた。すると、目の前にモミの木の「若芽」が現れ、「はい、はい、はい」と言って、ドングリくんに食紅(笑)を手渡した。つまり、7色に出会うには、まずドングリくんが7色を集める必要があったのである。そうして、ドングリくんは、いろいろな森の仲間たちから7色の色をかき集め、それをカギにして、見事に7色の光、虹の橋にたどり着くのであった。

前半の1~3のゲームは、かなり短めのゲームだったが、やはりXpotのメンバーは長めのストーリーの方が好みのようで、このストーリーはとても面白かった。途中で拾われるタイトルカードのセリフは、大半がとんでもないものが多かったが、どのメンバーも、そのセリフを生き生きとシーンに投げかけており、それがストーリーに対してプラスの方向へ強く作用していた。
ドングリくんの切実な気持ちが、とても可愛らしい作品であった。

5.タイプライター「タイトル:喜びの空気とは」

タイプライターは、タイプライター役の人物がストーリーを語っていきながら、お話を作っていくというゲーム。
宇宙のとある場所に、地球の空気を作っている工場があった。主人公パーティは、探求心が強く、助手のピンピンと共に、毎日いろいろな空気を作る実験をしていた。作られた空気は毎日、東ティモール(笑)をはじめとする地球全体に向けて出荷され、職員のポンポンもその担当の1人だった。ポンポンはベテランであったがミスが多く、どことなく他のスタッフ達から距離を置かれていた。
ある時、エジプトにとんでもなく悪い空気が発生したことが伝えられた。どうやら、その土地から、喜びの空気が失われてしまい、そのために、エジプトの様々な遺跡までもが、崩れてしまっていた。彼ら・・「エアーフレッシャーZ」(笑)は、大急ぎで新鮮な空気を持っていこうとするが、あまりにもたくさん必要なために、人手が足りなかった。そこに現れたポンポン、得意技の腕力を発揮して、たくさんの空気を一気に運ぶことをやってのけた。
エジプトは、あまりにひどい状況で、持ってきた空気もどこまで効くのか分からなく、パーティは不安に駆られてしまう。ところが、そこでまたポンポンが、みんなの喜びの気持ちを空気にこめることを提案し、エジプトを蘇らせることに成功する。「土や建物にだって喜びが必要なんだ」とポンポン。最後に、土地神であるらしい、でっかい顔の遺跡の主(?)が彼らの前に現れ、最大級の感謝の意が伝えられた。
そうしてまたみんな工場に戻り、またいつもの生活が戻った。パーティとピンピンだけは、ポンポンに尊敬の念を抱きつつ、再び日々精進を重ねるのであった。

これはimpのメンバーも大きく係わって、全メンバーを牽引して行く形でストーリーが進行した。人数が非常に多く出る作品であったが、impのメンバーもXpotのメンバーも、各自の役柄の立ち位置をきめ細かく配置していったため、役柄の人間関係などがすっきりとわかりやすく、観ている側も話にのめり込みやすかった。
ラストの場面で、構図としては日常のいつもの光景であるのに、パーティとピンピンが、密かにポンポンに対して尊敬の念を抱いている雰囲気が生き生きと伝わり、気持ちのよいエンディングだった。


その3に続きます。


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