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NeXT IMPRO THEATRE 第25回公演 その3

つづいて、レポートのその3です。
(その2は、こちらです。)

第2部の即興ミュージカルについて、お送りします。

こちらも、基本的に全て記憶を頼りに書いていますので、多少不正確な部分が
ありますが、悪しからずご了承下さい。


■第2部 インプロ・ミュージカル「ある日のあなた」 インプロチーム:imp

impの3人が舞台に立ち、情熱的で躍動感のある音楽と歌からスタート。
ある日、それは必ず来る。そんなあるの日のあなたは、どんな風に過ごしていますか?

学校の先生になるのが夢である、カナエ(imp:奥山奈緒美)。
定年を迎えた小学校の校長である、田中(imp:入岡雅人)。
カナエをいつも陰から見守っている、カナエの弟(imp:飯野雅彦)。

カナエを中心としたこの3人の、群像劇風なテイストのストーリーがスタート。

今年も運動会が近いことを全校集会で語る校長の田中。田中は昔から、深い愛情に満ちあふれる教育をする校長で、今日の言葉も「とにかくケガがなく、みんな何事もなく無事でいてください」。そんな言葉を聞いて育ったカナエは、その田中の愛情深い姿に憧れて、教師を志した。

そんなカナエは、ある日、教師になるためにはまず近所の子供達からと、近くの公園で遊んでいる子供たちに接触を試みようとしていた。キャッキャッと無邪気に遊ぶ子供達。しかし、カナエは持ってきたお菓子を差し出して、「でへへ。僕たち、これ食べる?」とアブナイ人のように怪しく語りかけて(笑)しまったため、子供達は一目散に逃げ出す結果に終わってしまった。カナエは、その情熱に反して、なかなか子供達に対しては不器用な人間であった。

自宅に戻り、お菓子の出し方が悪い?角度かな?それとも一言ずつの口調?・・と形ばかりを必死に気にするカナエ。そんな姿を、心配そうにカナエの弟が見守っていた。弟は知っていた。「大事なのは形ではなく、仲良くなりたいと思う気持ちのはずなんだ」ということを。そのことを高らかに歌い上げる弟。そんな彼の願いは、ある日カナエに届き、ついに彼女は「子供と同じ目線で接すればよい」ということに気づいた。カナエはそれをさらに突き詰めて、単に目線を合わせるだけではなく、自分自身が子供時代に戻り、子供になりきって接することで、子供達との対等な関係を築く方法を編み出した。
一度は逃げ去った近所の子と一緒になって遊ぶカナエ。カナエはついに、教師としての大きな一歩を踏み出したのである。

そうして、時は経ち、そんなカナエがいよいよ憧れの田中校長がいる小学校に赴任する日がやってきた。緊張した面持ちで紹介されるカナエ。ところが、そこで事件が起きた。それまで元気だった校長が、突然、心臓発作で倒れてしまったのである。薄れゆく意識の中、校長はなんと、目の前にいたカナエを次の校長に任命し、息を引き取ってしまった。

田中校長を失った悲しみを乗り越え、カナエは、彼の教育理念引き継いで新任の校長として奮闘する。
そんな中、運動会の日がやってきた。田中校長のことに思いを馳せ、涙を流しながら、「みんなが何事もなく、無事であることだけを願います」と演説するカナエ校長。種目はなんと100メートル走のみで、しかもゴールはカナエ自身。この運動会は、校長亡き後に、みんなが他人を思い合うを確かめ合い、田中校長が注いだ愛を、学校のみんなで受け継いでいこうという、愛の運動会であった。

そんな中、生徒の松原くん(imp:入岡雅人)が、競争の途中で大きく足をくじいて転倒するという事件が起きる。カナエ校長は、物凄いスピードで彼に駆け寄り、くじいた足から口で毒(笑)を吸い出して、必死に手当をした。ところが、それでも松原くんには、最後まであきらめずゴールすることが課せられ、競技を終えることなく走り続けなければならなかった。そう。この運動会は、全員がその愛を確かめなければならないものだったのである。毒は吸い出してもらっても、自らの「弱虫」を吸い出してもらえずに、なかなか立ち上がることができない松原くん。そこでカナエ校長が叫んだ。「ゴールは私であって私ではない。このゴールは、もう1人の新しい自分へのゴールなのだ!」。その言葉に励まされ、松原くんは見事にゴールを果たす。
田中校長から受け継いだ真の愛の教育が、カナエ校長によって見事に運動会に結実した瞬間であった。

場面は変わり、ある日の墓地。
田中校長へ、運動会が無事に終わったことを報告するカナエ。お菓子で子供の気を引くことばかり考えていたカナエが、いつしか、自信を持って校長の責務を果たすところまで成長していた。これからも、愛に満ちあふれた、よりよい教育を目指すことをカナエは心から誓った。

・・・そして、再び3人が舞台に立つ。

ある日、それは必ず来る。
そんなあるの日のあなたは、どんな風に過ごしていますか?

全員が高らかに歌い上げ、終幕。

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